今日の日記

ひとりごとのようなこと、書いています。
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...... 2004年07月20日 の日記 ......
■ おかしい。   [ NO. 2004072001-1 ]
朝のニュースで宮根さんが怒っていた。
中絶胎児を、ハサミで切ってゴミとして捨てていたという産婦人科に対して。
確かにひどいと思う。
人間の形をしたものをそうやって、葬ってしまうことは、ひどい。
「死体」というものは、ただのモノではない。
それは、遺体の捜索にあらゆる手段を尽くすことをいとわない、そういう気持ちにあらわれている。

でも、胎児といってもそれは中絶、つまり、そのままにしておけば、生命が育っていくものを、無理矢理に体外に出して、いのちを奪ってしまう行為だ。
そもそもが、いのちを粗末にして行われる行為だ。
中絶することを、いちいち「殺人」などと思っていたら、産婦人科はやってられないだろう。
中絶手術の現状は知らない。
増えているのかどうか、そういうことは知らないけど、でも、きっと多数、行われていると思う。
もしかしたら、産婦人科の経営をその手術が成り立たせているのかもしれない。
わたしは、中絶手術を悪といっているのではない。
育てられないくらいなら、産まないほうがいい、そう思っている。
でも、残念ながら、そんなふうにちゃんと自分のことを考えている人は、妊娠を避けるだろう。
避けられない場合だってあるし、絶対大丈夫な避妊方法もないだろう。

どういう理由で中絶するのか、いろいろあるだろうけど、それはやっぱり命を奪うことだ。
その根本の「中絶手術」ということに目を向けずに、あとのことだけを批判する、そういう狭いものの見方は、テレビにでている人はしてはいけないと思う。

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