毎年、この時期に黒豆をもって実家へ行くのが恒例になっている。 ひとあし早い年始ということか。 母は、相変らず身体の調子が悪いといいながら、なんとかやっている。 母が積極的に「元気」と言っているのを、そういえば聞いたことがない。 中学、高校の頃は、「血圧が高い」とか言って、よく寝込んでいた。 親の調子が悪ければ、女のわたしが家のことをするのは当たり前みたいな感じで、家のことをしていた。 当たり前といえば、当たり前やけど。 でも、ほぼ同じ立場のわたしは、元気なので、ほとんど寝込むことがない。 寝込んでも誰も何もしてくれないから、たぶん寝込まないんやと思う。 でも、無理はせんとこう。 こういう無理がたたって、身体の不調を見逃すらしいから。
母は、兄夫婦にホノルルに行こうと言われていたらしい。 年老いた母を連れていって大丈夫かと思うけど、でも、そうやって声をかけてくれるのは有り難い。 十分に高齢な母をほおっておけるのも兄夫婦のおかげやから。 もうちょっと親孝行しんとあかんやろうな。 なんといっても、時間がないんやから。 母だけではなく、わたしだって。 |
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