電話1本入れたほうがいいのかと思いつつ、これまでそんなことをしていないから、なんかできなくて、結局そのまま。 あんまりええことないんやろうけど、なんかどうしてもできなくて。 もう高齢やから、してあげられることがだんだん少なくなってきていることは、わかっているんやけど。
母親との距離をどうしていいのか、よくわかっていない。 わたしがひどい子どもだったことは確かで、わたしのような子どもがいたことの不幸、迷惑、それは十分にわかっているつもりだ。 このトシになってようやくわかるというのも、たしかにどうかと思うけど、わかっただけマシと、そう思っておこう。
でも、一方で母はどのくらいいい母だったかというと、それはそれで疑問に思うところもある。 今だからもうすっと通り過ごせるけれども、とってもイヤな時期もあったし。 そりゃぁ母は母で悩んでいたこともあるし、どうしてわたしみたいな子を育てないといけなくなったのか、恨んだと思う。 自分の育て方が悪いから、わたしみたいな困った子になってしまったのではと、プレッシャーもあっただろうに。 どっちがどうとかではないけれども、ちょっと違った家庭環境で、気づいたこともたくさんあるし、今は適当に幸せにできているので、それでいいような気もしている。 |
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