なんか辛かったけど、よかったんかなぁ。 このドキュメントが好きなところは、経年で追っているから。 今日も3年前に15歳だった子のその後のことだった。
自分がなぜ生まれてきたのかというアイデンティティといのは大切なんやと思った。 5歳で施設に入って、その後、自立しつつもあまり希望をもたずに生きていた友和。 彼が母親を探しあてて、自分を産んで、どんな子になってほしいかをきいていた。 母はアルコール中毒の後遺症で震えが止まらない。53歳にしては老けている。 母に会ってから、彼は変わる。 母を引き取ることを目指して仕事に取り組む。 目つきも変わるものだ。
貧しくても、一緒に暮してほしかった友和。 でも、施設に入っていたからこそ、身体的に生きてこれたという側面もある。
彼に比べたら、わたしなんて、甘ちゃんだと思う。 基本的な生活が保障されているのは、有り難いことである。 |
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