つくづく自分は、自分の思いを恐ろしく発信しない人間だと思った。 今日、顔剃りに行った。 今さら肌がどうのってわけではないけど、月1回の贅沢だと思っている。 髪の毛をくくっていて、そのまま頭をつけていた。 くくっているゴムの結び目に金具があるものだったので、それが、頭に触れてとっても痛かった。 痛ければ痛いといえばいいのに、黙っていた。 そして、そのあと「痛くないですか」と聞かれたのに、「大丈夫です」と答えてしまった。 痛いのになんで痛いって言えへんかったんやろう。
痛いと思えば、ほんとうにだんだんと痛くなってきて、エステって、ほんとうは気持ちよくならないといけないのに、痛くて痛くてたまらなかった。 このままだとやっぱりダメだと思って、随分と時間がたってから、「ゴムがずれて痛い」といって、くくっているゴムをはずした。 言ってしまえば、何のことはないし、相手だってなんとも思っていない。 でも、痛いとは最初に言えなかった。 相手に「痛い」ということを思わせたくないという心理なのか、自分でもよくわからない。
でも、最終的には自分で「痛い」と言えたからまあいいことにしよう。 |
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