ダンボール10箱分の廃棄物。 家のなかも少しはすっきりした。 整理するのにもっと時間がかかると思ったけど、書類をみて感傷的になるようなこともなく、わりと簡単に整理することができた。
そのなかで、1冊の本を発見した。 もらったときにさっと見る程度だったけど、あらためてその本をみて、涙が止まらなかった。 その本は、自ら命を絶たれた娘さんの遺稿を集めたもので、その母が「あまりこういうものは渡さないのだけれども」と言われてもらったもの。 自殺されたとははっきり書かれていないけど、そうなのかもしれないし、そのようなこともきいたことがあった。 年齢はわたしの4つ下。 もしかしたら、わたしをみて「生きていたらこの年齢になっていたのかもしれない」と思われていたのかもしれない。 そのときは、まだ子どもの自死の辛さがわかっていなかったと思う。 普段の言動からは、そういうことを感じさせない方だから。 わたしとほぼ同じ時代を生きた人の生を、感じていきたいと思う。 |
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