今日の日記

ひとりごとのようなこと、書いています。
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...... 2006年06月12日 の日記 ......
■ 訃報   [ NO. 2006061201-1 ]
入院、手術をして快方にむかっているという人が亡くなったというメールが入っていた。
お通夜も告別式もしないということで、そういうところに訪ねていくことがどうなのかと思いつつ、やはり行かなければと慌ててお別れをしてきた。
気づくの遅くて余裕がなかったけど、お花を準備してもらっていて、簡単だけれどもご挨拶もできた。
こういうときは、やっぱり行っておいたほうがいいらしい。
自分だけが遠慮しても、他の人がたくさん訪れているから。
それだったら、こういうときにお別れをしておくのがやっぱりいい。
同級生の母ということ以上に関わりのある人で、そういう関わりがかえって、邪魔になっていたのかもしれない。

でも、18歳で親を亡くすというのも辛いよな。
大学生って、みんな楽しく過ごしているようにみえるし、自分だけが辛いと思ってしまう。
わたしは、自分のそういう境遇を、引きずって友人たちと接していた。
随分とひどい対応だったかもしれないけど、それは今だからいえること。
当時はそうしないとやってられなかったのは仕方がない。
ほんとうはどうしたらよかったのか、いまでもよくわからない。

ライトハウスに行くようになって、いつも帰りに「乾隆校前」のバス停でドキっとする。
高木町のバス停から206番に乗って、乾隆校前で降りて、商店街の路地を入った住宅密集地の民家に友人の下宿があった。
勉強をするというのは、結局、口実になって、ずっと何か話し込んでいた。
自分に親がいないことのしんどさを語りつつ、でも、そういうことっていくら話しても伝わらない。
何をしたかったのか、何をしてほしかったのか、よくわからない。
そうやって通っていた下宿の近くを今、また通ることになって複雑な思いをしていた。

そんなことがあったから、今日の訃報は、自分のことを重ねずにはいられなかった。
何歳まで生きれるかわかないし、何歳でも無念だと思う。
でも、やっぱり18歳の子どもをおいて亡くなるのは、たまらない。
わたしの寿命だってわからないけど、だからこそ悔いのない生き方をしないといけない。

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