ここしばらくいろいろな「折衝」をしていて、その相手先はある業者さんたちであって、その折衝のために弁護士さんに助言をもらってとしている。 業者さんへの連絡、弁護士さんへの連絡、それぞれメールを使っているけど、その文面を整えるのはなかなかたいへん。 だいたいパターン化してきて、最初は「お世話になります」、結びは「お手数をおかけしますが、今後ともよろしくお願いいたします」。 こういう一言が大切とはいえ、毎度、毎度書いていると、先方もそのうち心がこもっていないと思ってしまうかもしれない。 そんなことを考えていると、ますます書けなくなる。
でも、「今後ともよろしくお願いします」というのは社交辞令ではなく、本心からそう思っている。 この件はもうダメなのではと思ったとき、同じように「今後ともよろしくお願いいたします」と書いたあとに、
(と、いつも紋切り型のご挨拶を書いていますが、ほんとうにやっかいな相談で、申し訳なく思っています。)
と書いたことがある。 まさにその心境で、こういう先のみえない相談をしていることが迷惑ではないかと思った。
でも、こういう相談ができるのも、今のわたしにいろいろ余裕があるから。 気持ちの余裕、時間の余裕、お金の余裕、、、。 お金は余裕あるとはいえないけど、こういう徒労に終わるかもしれないことに、費用をかけることに意味があると思えるのは、一定の余裕があるからだと思う。
世の中には、いろいろなことで訴訟をしている人がいる。 そういう人たちの辛さと比べたら、わたしのやっていることなど、贅沢かもしれない。 でも、今しかできないこと、今のわたしにできることが、今後の何かにつながりそうな気がしている。 そう思って、今日もまたさまざまな折衝を繰り返している。
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