小林明子の「恋におちて」をききながら、古いドラマを思い出していた。 「金曜日の妻たちへ」。 何本かシリーズになっていて、だれがでていて、どうだったかなーなどと、考えていた。 たしか小田急線がでていたような気がする。 懐かしい。 町田に家を買った何組かの家族の物語というのもあったように思う。 金妻に限らず、だいたいが「もとのさやにおさまる」というのがドラマの王道だ。
なんでこんなむかしのことを思い出しているのか。 それは単に「恋におちて」を聴いたからだけではない。 この歌を聴いてますます考えてしまったというのがほんとうのところかもしれない。 わたしは今、とっても複雑な年齢にいる。 わたしは20代のとき、わたしの今の年齢の人を好きになった。もちろんそんな恋愛、成就するわけがなく、そのときはしっかり傷になって自棄になっていた。 忘れたわけではなく、癒えたわけでもなく、今でも思い出すとしっかり傷はのこっている。 そういう相手の年齢に今、なったとき、わたしは一体、何だったんだろうと思う。 ありえないとして、わたしが20代の子をそういう対象にみるとは思えない。 じゃあ、わたしが好きだった人は、どんな思いだったんだろうと考えている。 |
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